COLUMN－コラムー

毎日毎日繰り返し起こる「お腹すいた！食べたい！」という「食欲」。

この食欲にホルモンが大きく関わっているのをご存知でしょうか？

胃から出る食欲増進ホルモンが「グレリン」、脂肪細胞から出る食欲抑制ホルモン（＝痩せホルモン）が「レプチン」です。この二つのホルモンは拮抗作用がありどちらかが優位に立つともう片方は抑えられます。

ダイエットをしよう！と思ったときに、とても大きな壁となるのがこの食欲という生理現象です。亢進した食欲を理性で押しとどめようとしてもなかなかうまく行きません。

耳つぼダイエットで食欲抑制、という所以がここにあり、実は耳つぼを刺激することによってレプチンが発生することがわかっています。

ダイエットに勝つためには、食べ過ぎを防ぎ、食欲を正常化することが重要です。

「ダイエット＝運動」を連想される方が多いかもしれません。

結論からいうと「痩せるためだけ」であれば運動はなくて構いません。

あなたの周りにも、何年もジムに通っていながら「全然痩せない」と嘆いていらっしゃる方はいませんか？

運動による消費カロリーは、ジョギング30分でご飯1膳分(160g＝268kcal)程度。案外少ないのに加えて、運動するとお腹が空きます。動いた後のビールは格別！とかご飯が進む！というのもよく聞く話です。

現実的に考えると、運動しながら食事ガマン！というのは、短期ではできても長期となると難しいですね。

痩せる為の運動ではなく、体作りのための運動、健康維持のための運動は是非お勧めします。

体が重いまま運動をすると膝や腰を痛めたり、急激な血流上昇で思わぬ事態を招く危険もありますので、先に体重・脂肪を落としてから無理なく心地よく体を動かせるといいですね。

糖質を控えてタンパク質を摂ろう！という糖質制限ダイエット。

流行りの糖質制限ダイエットをしている方に私は「○○さんは体重を落としたいんですか？健康になりたいんですか？」と尋ねます。

糖質を多く含んだ食材（お米や小麦、根菜類）には、糖質だけでなく食物繊維や微量栄養素といったほかの栄養も含まれるので、過度な糖質制限は必要な栄養が摂れない危険があります。糖質制限ダイエットで便秘になった、というのもよく聞く話です。腸内環境の悪化は免疫力低下や代謝の悪化を招きます。

ダイエットは栄養学なのです。

目先の体重にとらわれず、健康な体をつくる食生活を考えませんか？

『健康な体は太らない』 私達が行きついた考えです。